2.5次元ものと演劇は別物
2.5次元ものの優劣については多くの人がもっとかっこよく述べてるはずなので、二番煎じどころではない気はしますが、言いたいから言う!!
よく、「〇〇くん、また2.5次元か…」「△△くんは、2.5次元卒業したよね〜」って聞きますよね。
その度に「2.5次元が下みたいな言い方しないで💢」的なこと言う人がいる。
2.5次元ものは、演劇という観点から見ると、他のものよりも下だと思うんですよ。
というか、そもそも2.5次元ものは、演劇とは少し違うと解釈してます。
ユニバとかディズニーランドでしてるショーみたいなもんだと解釈してます。
だから、下というよりも別物です。
売れてる2.5次元もののポイントは、
男子の青春・ファンサ・科学の力
これがあってこそ人気なんだと思うんですよね。
ファンは、お金を払って観るステージそのものだけじゃなくて、稽古場で先生に怒られてる姿とかバックステージでわちゃわちゃしている姿も求めています。
こういう青春感って精一杯頑張っている俳優を応援したいファン心がくすぐられるんですよね。笑
ほんで、ファンサ。
ジャニーズよりも手頃で、むしろジャニーズよりもかっこいいイケメンがいる。
そんなイケメンとハイタッチとかできてしまう。作ったうちわを見てもらえる。
認知もしてもらいやすいし、ブスで無ければ、繋がりやすそう。笑
(私は、最前でアホみたいにでかい女優帽被ってきたり、白いふわふわのついたコートを着てたりする髪色の明るいケバい女はだいたい役者と繋がってると思ってます。)
あと、ファンサしてもらった時の高揚感、特別感を味わってしまうと、なかなかやめられずに全通とかしてしまう人が多いイメージ。笑
科学の力っていうのは、プロジェクションマッピングやら照明、音響技術の事です。
こうした科学の力で役者の下手な演技や歌を上手くごまかしています。
大きな商業演劇もプロジェクションマッピングは使っているし、照明や音響の技術力はもちろん高いです。
でも、2.5次元は普通の商業演劇よりも科学の力を駆使している気がします。
だからこそ、2.5次元俳優と呼ばれる人々は、演技力や歌唱力が無くても、ビジュアルの良さやSNS上での振る舞いで人気が出るのです。
つまり、舞台の演目が、役者の至らなさや未熟さをカバーしてくれていると言えます。
演劇って総合芸術ですけど、やっぱり1番見えやすいポイントは役者で、役者の良し悪しで演目のイメージが変わってくるものです。
だから、ジャンルという大きな項目から見ると2.5次元ものって演劇としてはどうよ?って話になる訳です。
なので、私は2.5次元ものを演劇とは考えないようにしました。
ちょっと演劇寄りのショーっていうエンターテイメントと思うと、素直に2.5次元ものを楽しめるようになりました。笑